在学中に内定先のイベントに参加させていただく機会があり、社員の方のお仕事に取り組む様子を拝見することがありました。その際、社員同士でコミュニケーションを取りながら積極的かつ丁寧に働く姿に憧れたことがきっかけです。雰囲気も良く「絶対にここで働きたい！」と強く思いました。

私の就職活動は想像以上に長期戦で消耗する日々が続きました。途中で別の会社から内定をいただいた時に「就職活動も疲れたし、この会社も良さそうだな」と、就職活動を終えようと思ったタイミングがありました。その時にキャリア支援課の方に「ここに決めようと思います」と報告したら、「きっと、第一志望で行きたいと思っているところが他にあるから、もう少し続けてみても良いかもしれないよ」とアドバイスをいただきました。今までたくさん相談をして、私のことを見てくださったからこそのお言葉でした。これをきっかけにその後も就職活動を続けられたので、働きたい環境で働くチャンスを得られたのだと思います。

3年次の初めに行われる就職説明会は、就活生になるにあたって思いを新たにするきっかけとなりました。3年生になるとインターンシップへの参加などが本格的に始まりますが、自分がどの業界や業種で働くのかというビジョンが曖昧なまま一歩目を踏み出すことになります。講演の内容は「できるだけたくさんの業界を見よう」「インターンシップに参加しよう」「早めの行動を心がけよう」といった基本的な内容でしたが、参加することでこれから就職活動が始まることに現実味を感じ、その結果、3年生の夏休みにはたくさんのインターンシップに参加しました。藤女子大学は就職活動に関するイベントが定期的に開催されるので、自主的に参加すると背中を押してもらえると思います。

漠然とした未来に向かって踏み出すことは、不安が多いと思います。良いことだけではなく、苦しいと感じる時もあるかもしれません。自分一人で不安な時は、友人や先生方、キャリア支援課の皆さんに相談しましょう。体調に気を付けて頑張ってください。

（学年、掲載内容等は2024年3月取材当時）